椰子の実ブログ

自分の強みを活かしたい人、メンタルコントロールをしていきたい人へ情報を提供していくブログ。雑記含む。

書籍・映画レビュー〜生きる、ただそれだけのことが、どうしてこんなにも苦しいのだろう。ってキャッチが胸を突く。(ふがいない僕は空を見た)

小説版〜久しぶりに震えた〜

人間を醜くさせる愛、嫉妬、性、貧困等と、それに立ち向かって生きるテーマにリアルに向かい合える作品。特に貧困の団地に住んでいる高校生の話。働けど楽にならない暮らし、誰にも助けを求めなかった主人公がある人との出逢いで変化していく様は素晴らしかった。

生きるって果てしなくて難しいね…。足枷のない人生の方が珍しくて、そんなうざったい邪魔者もそれによって生み出された思想や価値観とも、向き合うしかないんだろうな…。 

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

 

 …と思ってずっと気になってた映画。

はじめは過激なシーンが続いて面食らうし、映像にすると生々しくて(いい意味で)抵抗あった。あんず(田畑さん)の美しさが逆にコンプレックスとなっている部分の説得力を増していたり。

個人的にはやはり、小説でも印象的だった、サブストーリーとなる団地のシーンと描写は苦しくなる。『どうして僕を産んだの?』とくる窪田さんの熱が伝わってきた。コンビニの先輩という、本当に頼れる人が現れたのに、世間が許さないなんて…(´・_・`) 彼らが何をしたっていうんだ。こんなにも生きるのに苦しんで、苦しんで、まだ苦しめる必要があるのか。

これは、映画だけじゃなくて、実世界でも起こっている。もちろん、露骨に表出はしていないかもしれないけれど、きっと悲鳴はあちこちで上がっている。だからこそ、『ちゃんと僕たちは僕たちの人生を選択したか?』ってメッセージも説得力があるんだろう。

ふがいない僕は空を見た [DVD]

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…ってなわけで、また読んでます、窪美澄さんのこの本。そして、窪美澄の書く、他の本も読んでいます。人間関係に繊細で心のひだに触れるような言葉を使う作家さんです。

書籍・ドラマレビュー〜生きることに疲れたら読むor観る(すいか)

生きることに疲れたら、
もう自分でなんとかしようとすることを諦めて、
身を委ねるに限る。
そう僕に教えてくれたドラマ「すいか」 です。

 

すいか DVD-BOX (4枚組)

すいか DVD-BOX (4枚組)

 

 

 

三軒茶屋の賄い付き下宿を舞台にした人間模様のドラマ。

地味なドラマではあるんだけど(笑)
小林聡美演じる早川基子やともさかりえ演じる亀山絆が
少しずつ自分の人生について考え、変わっていく姿が丁寧に描かれている。
毎話、たいして大きな事件は起こらないんだけど、
ちょっとした日々の気づきでしみじみしたり、
励まされたり、感動したりしてしまうドラマ。

 

最終話、絆が刃物を向けた通り魔に覆いかぶさって行った一言が、
またぐっとくるんですよ。

『抱きしめたいんでしょ?だったら、抱きしめんの。
こんな風にしか人と関わりあえないなんて、さみしすぎるよ…。』

人との距離がうまく掴めなくて、どうしていいか解らないとき。
ちょっとしたことで不安になったり、
疑心暗鬼になってしまうけれど、
感情と感情でぶつからなければいけないときもある。
自分の感情をさらけ出さなきゃいけないときだってある。

いくつ年を超えても、色褪せない、変わらない人と人とのつながりって、
こういうのを言うのかなぁなんてぼんやり考えています。

 

Huluでも配信しています。

 

 

僕は、ドラマが大好きすぎて、文庫本も持っています。

すいか 1 (河出文庫)

すいか 1 (河出文庫)

 

何度読み返しても、自分は早川基子と同じだなぁと感じます。
ト書きに何度も出てくる「煮詰まる」が、まさしく僕自身のことみたいで。

あるものを、ないように扱ったり、
大切なのは中身じゃなくて数字だったり、
本当はどうしようもなくできない自分や矛盾している自分を受け入れられなかったり、
他人へ見栄をはったりして。 

 

もっと自由にいられたらいいのに…って客観的には思うんですが、
自分では気づかないものなんですよね。

本当は元気じゃないのに元気ぶったり、
元気なのに意図的に元気じゃないように振る舞ったり。

勝手に自分で自分を柵の中に閉じ込めているって解っていても、
抜け出す方法を知らないんだよな…と。 

 

2018年秋、体調をがっつり崩した話

こんばんわ、椰子です。

実は、2018年秋、一時的に働けなくなりました。

今日はそのことを書こうかと思います。 

前提(〜2018夏)

前提として、僕は双極性障がいを過去に発症しており、

今は障がいをオープンに、一般枠で勤務しています。

 

入社して2年を超え、キャリアドバイザーとして順調だと思っていたのですが、

時折感じる焦燥感・不安感の正体がわからずにいました。

まぁ大丈夫だろう、と甘く見積もった結果、

まさかの再発→2週間休職というところまで悪化していったのでした。

 

不安を感じると、人はどういう行動を取るのか?様々ですが、

僕がよく選ぶのは「活動量を増やす」ということ。

・不安は知識が解消してくれるから、休日はインプット

・リスクはリスクヘッジすればいいから、すべてのリスクをつぶそう

・うまくいくかわからないなら120%の行動量をすれば価値発揮できるだろう

 

とはいえ、うちの会社は残業制限があるホワイトさんなので、残業は増えません。

代わりに、時間内に休憩もなくガッツリやるんですよね。

お昼ご飯食べながらメールの返信を打ったり、

帰りながら社内グループウェア確認したり、

今思えば、休息という概念が消えていました。

 

体調悪化の2018秋

突然の親族の不幸や苦情対応が重なり、

休日はキャリアコンサルティング資格取得のための講座がスタートし、

気づけば、朝に起きられない、起き上がれない、外出しようにも扉が遠い・・・

というところまで自分を追い詰めてしまいました。

 

 

人って同じ過ちを繰り返す生き物なんですね。

自分のことが嫌いになりました。

 

病院にも相談して服薬調整を勧めながら、

会社にも相談して在宅ワークに切り替えて勤務しました。

新規のお客様対応は他の方にすべてお願いをして、

家でできることに注力しました。

そうすれば自然と治る・・・と思っていたのですが、回復傾向が見られず、

同僚からも心配される状態が続き、

自分の焦りがピークに達した頃、

遅ればせながら「再発しているから休まないと」と気づきました。

 

自宅に持ち帰っていた会社PCも会社携帯も取り上げられ、休職。

旅行とかいっておいで、とも言われていたので、岩盤浴に行ったり、ヨガに行ったり、してみたのですが、

基本的には無気力に過ごす2週間でした。

(なぜかブログも更新していましたw)

yashilog.hatenablog.com

 

家の近くの川沿いを歩いて、ぼーっとしている時間が穏やかでした。

居心地よくて、働かないって最高!って思いたかったのですが、

実際は社会と切り離されていることに不安を感じました。

 

 

2週間後、復職。

業務を最小限に、最低限お客様に迷惑をかけないように、会社に配慮いただいた結果、

徐々に生活リズムも整い服薬の効果も出てきて、

ようやく回復の兆しが見えてきたのでした。

 

「このまま体調が悪化して、辞めるなんてことも全然ありえるから、仕事どうでもいいから休みなさい」といってくれた上司や同僚に感謝しかありません。

 

現在(2019年〜)

キャリア・コンサルティング資格の試験も受験が終わり、 

増やした薬を減薬をしています。

体調は回復してきたものの、まだお客様対応の現場には戻れていません。

 

いろいろな理由があると思います。

業務適性を問わず、人材サービス業そのものが高ストレスであったのではないか、とか

現状の思考の癖があると、また同じことを繰り返して再発の懸念があるから、とか

体調がすごく悪かったときに、上司と話をした記憶もあります。

が、明確な理由はわかりません。

 

ただ、今回の再発で、新規のお客様とお会いすることに

”なぜか”ずっと過度な緊張や恐怖を感じていたことを自覚してしまい、

自信をなくしてしまった自分がいることは事実です。

 

双極性障害になってからもっと違う職種と迷いながらも選んだこの仕事が、

興味を持てるもので好きな仕事であるはずなのに、

そんな自分が歯がゆくて嫌いになりそうなときもあります。

 

でも、自分自身で存在を否定しないように、

今できることを積み重ねて、

また新しい求職者様とお会いできるその日まで、力を蓄えていきます。

 

業務の種類変更に伴い、求められるものも変化しているので、

自分の思考の癖を修正しながら、自分自身を見つめ直しながら、

もっと世界に価値を与えられる人になれたらいいなぁと思っています。