椰子の実ブログ

自分の強みを活かしたい人、メンタルコントロールをしていきたい人へ情報を提供していくブログ。雑記含む。

読書レビュー〜同世代の大好きな作家(風と共にゆとりぬ/手のひらの京)

前回は自己啓発系でしたが、今日は小説系。

▼▼前回▼▼ 

yashilog.hatenablog.com

 

イヤミスのような人間の嫌な部分をあぶり出すヤツが好み。もしくは、主人公の心理描写が機微やったり、共感できるところが多かったり(この辺は僕の共感性の源になっているかも)。

小説は日常を離れるもの、でも自然と登場人物と一体化したとき、第2の人生を歩んでいるような気がするのは気の所為でしょうか?

 

風と共にゆとりぬ

風と共にゆとりぬ

 

第2弾エッセイ。卒業後〜兼業作家時代の話題が中心。

朝井リョウは「桐島、部活やめるってよ」が映画になった頃で知った。小説は「もういちど生まれる」 が最強に好みだった。その後もずっと追っていて、同じハロプロ好きなんだ〜とか共通点も。

この人のエッセイ、ホント馬鹿だよね〜的な学生ノリがありながら、ときに自意識過剰なところを明確に語るところが好き。例えば、ファッションセンスがないって、自分自身を自虐しながら、トークショーなんかでは人にどう見られているか、すごく気にしている。こういう等身大の姿勢が、同世代の共感の源なんだろうな〜。

あとは、痔の話とか、あんなに軽快にかけるの?あの長文を?こんなにわかりやすく?ってなる。キャリアアドバイザーって、退職理由や推薦文を書く必要があるけれど、いつもいつも悩む。抽象的でも伝わらない、言いすぎても誤解される世界。読んでもらえる文章を書く難しさについて感じる。

手のひらの京

手のひらの京

 

 綿矢りさを好きになったのは、直木賞でもなく、その後に読んだ「勝手にふるえてろ」から。こんなにぶっとんだ主人公、やばくね?とか言いながら、イチとニ、それぞれへの気持ちの違い、そこに関わってくる人たちの人間観察、そこに微かに入る毒っぽさが最強(僕自身がひねくれているということもある…)。

 


松岡茉優が歌う!泣く!叫ぶ!映画『勝手にふるえてろ』予告映像

手のひらの京は、3人の姉妹が織りなす群像劇。長女のゆったりした感じ、三女の感じる飛び出したい感、それぞれが京都の風情とともに表現されている。

僕が一番好きな動き方は次女(これは「かわいそうだね?」の主人公を思い出した)。高飛車でサバサバタイプ、女性とはうまくやれないこともあるけど男性人気は高い、男を見る目は確かだけれど、今回の粘着質なタイプとのバトルは手に汗を握るものがあった。

これまでの小説がプロットメインでストーリー優先のものだとすれば、今回は舞台を最大限に表現しながら、その土地にいる人を穏やかに書ききった佳作。

 

ではまた!